Rod U -SAAB35 DRAKEN 50th Anniv.-

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スウェーデン初の超音速戦闘機,SAAB J-35"ドラケン".その原型初飛行50年を記念して描いた……んですが.

「タブレットのペンが見つからなくて,水彩で着色したんですよね」

そして上手くいかなくてゴマカシング!本トはちゃんと全身描いて作戦機より短い胴体とか再現してたんですが.すまんRod U!

「描いてから見つかったんだよね,ペン…」

ぎにゃー!でも久々で筆で塗るのは楽しかったです.

「えっと,Rod(Red) U―Uは"Utprovning",testの事ですので"試験の赤"でしょうか,彼女が試作1号機に当たるんですね」

2号機がBlå(Blue) U,試験の青で,あと何機か有るみたいですね.現存してるかどうかは怪しいけど.というか時代が時代だからカラー写真も残ってないみたい.

「50年前ですものね…」

まあともかく,1955年10月25日,彼女は初めてその咆哮を空に轟かせます.以来本国スウェーデンを始めとして,フィンランド,デンマーク,オーストリアの空の護りとして愛されました.

「ダブルデルタ式の特徴的なシルエットもありますが,輸送の便を考慮して取り外し式の外翼,短いと言われる地上時間,STOL性能の考慮など,当時としては先進的なコンセプトですよね」

スウェーデンの戦術思想が特殊であったという事は有ると思いますけどね.…明確であったと言う事も出来ますけれど.分散飛行場のアイデアは冬戦争時のフィンランドから学んだんじゃないだろうか.

「凍った湖をそのまま飛行場として利用していたらしいですね?ところで,実はドラケンってじゃじゃ馬だって話ですけれど」

ピッチコントロール時に推力も細かく調整してあげないと,すぐ失速するんですって.内翼から気流が剥がれやすいんだったかな?逆に彼女らを乗りこなしたパイロットはそのプライドがあるのか,"DRAKEN KNIGHT"なんて名乗ってたりするみたい.

「竜騎士かぁ….ちょっとカッコいいね」

「そういえば,オーストリア空軍退役記念塗装機はそのDRAKEN KNIGHTのパッチをデザインしたものでしたね」

黒衣の竜騎士!チョ燃え!退役記念飛行はDRAKEN KNIGHTの40周年記念式典も兼ねていたそうなんですが,"The LAST DRAKEN"に相応しい良いデザインだと思いますよ〜.まあともかく,その辺も含めて純粋な迎撃機としてデザインされた機体(極初期の要求仕様ではMe163みたいな一撃必殺型のロケット機だったみたいです)で,機能が形になった美しい機体だと思うのですよ〜.

「本当に好きなんですね♪」

わーん,飛んでるところ見たかったよう(;

「米国のNTPSで何機か使われているそうですが…」

け,見学できないかな….

「うわ,眼が本気だよ!?」

Ad Astra/Gallery/Rough/Rod U -SAAB53 DRAKEN 50th Anniv.- 2005-10-25. comment/fileupdated at:2006-02-04. webmaster:tsugumi shinai